寝だめをすることで起こる弊害とは?

レム睡眠ノンレム睡眠とは?

私たち人間は睡眠中の脳波の特徴としてレム睡眠とノンレム睡眠に大きく2つに分けられます。

レム睡眠とは、急速眼球運動を伴う睡眠という意味である(rapid eye movement)の頭文字 REMからとった呼び名です。レム睡眠では、まぶたを閉じた下で眼球がきょろきょろと急速に眼球運動がおこる状態のことを表します。

この時は、体はぐったりとしているのですが脳は覚醒に近い(起きている)状態にあり、夢を見たり金縛りなどもこのレム睡眠の時に多く起こるといわれております。

file000994789131つまり体と脳の休んでいる深度にアンバランスが生じている状態となるのです。

一方、ノンレム睡眠はレム睡眠では無いことを示し脳もしっかり休んでいることからぐっすり熟睡している状態になります。

このノンレム睡眠はさらに浅いまどろみから熟睡まで眠りの深さによって4段階に分けることができ、高いほど眠りが深いと言うことになります。

健康な成人では、この2種類の眠りにサイクルがあり約90分の単位で睡眠中に繰り返されます。

すっきり目覚める時などは、睡眠の初めにノンレム睡眠がまとめて出現し起床時間に近づくことでレム睡眠が出現することで質の良い睡眠が得られ起床もすっきりと目覚めることができるのです。

 

睡眠調節機能に重要な2つのこととは?

睡眠調節には大きく2つあり、1つは1日のリズムをつくる体内時計機能です。もう一つは、体内時計に依存されず先行する睡眠時間によって睡眠の時間と質を調整する機能になります。

体内時計によるリズム調節機能

体内時計によって調整される睡眠のリズムは、起床してからの時間経過によってホルモンの分泌量が多くなることで眠気を誘い夜に眠くなるのです。

この1日のリズムを概日リズム(サーカディアンリズム)と呼ばれ日々繰り返されます。

しかし人間の体内時計は25時間とも言われており、そのままではリズムが少しずつズレてしまいます。

そのズレを調整するのが起床時の朝の光になるのです。

光を浴びることで体内時計がリセットされリズムが正常に動作するように体はコントロールされているのです。

先行する睡眠時間による調節機能

例えば、今まで睡眠不足だった場合その後に睡眠した時には睡眠の質と量を脳はコントロールすることができるのです。

つまり今まで体が必要とする睡眠を十分に得られていないと脳が判断して睡眠の質と量を調整して体に必要な睡眠不足をカバーすることを自然にしているのです。

 

寝だめをすることで起こる弊害とは?

人間は今までの睡眠不足を解消するために体が睡眠の質と量をコントロールしてくれることは前述のとおりですが、それでは寝すぎることで弊害などはあるのでしょうか?

体は先行する睡眠についての不足はカバーすることができるのですが、長く眠ることについての睡眠の質は調整できません。

例えば、通常の睡眠では睡眠初めの3時間程度にノンレム睡眠が優先的に出現し、その後は睡眠時間が長くてもあまり出現せず浅い眠りばかりになってしまいます。

寝だめをすることから浅い眠りの中、質の悪い睡眠をとることになってしまいます。

それによる弊害としては起きた時に体がだるい、疲れが取れない、気分が悪いなど、多すぎる眠りはかえって体に害になると言えるのです。

このような理由から意識的におこなう寝だめは睡眠の質をかせぐことはできないのです。

睡眠は量より質が重要になるので、これからは、睡眠の質を上げることも意識してみませんか?

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